中日・岩瀬　2年ぶり1軍へ

　中日の岩瀬仁紀投手（４１）が、早ければ５日にも２年ぶりに出場選手登録されることが４日、分かった。１軍投手陣の練習に合流した左腕は「最低限、体も大丈夫。投げることはできるので、あとは上（首脳陣）の判断」と説明した。

　森繁和ヘッドコーチ（６１）は「（６日か７日に来日初先発予定の）ジョーダンを登録するなら（外国人の）野手を（２軍に）下げなきゃいけない。岩瀬を先に上げるかもしれないし、２人同時に上げるかもしれない」と、５日からのＤｅＮＡ３連戦（ナゴヤＤ）で岩瀬をブルペンに置く可能性を示唆した。

　岩瀬は２０１４年８月６日の広島戦（ナゴヤＤ）で左肘の違和感を訴え、３日後の９日に登録抹消。翌１５年は左肘痛のため１球も投げることはできなかった。今年は沖縄キャンプの序盤（２月１１日）に紅白戦で登板するなど復帰に向けた調整に励んできたが、キャンプ終盤にインフルエンザに感染。３月中旬にも寝違いの症状でオープン戦の登板を回避するなど、アクシデント続きで開幕１軍入りを逃していた。

　それでも自ら「１軍復帰に向けた目安」と位置づけていた連投もこなした。先月３０、３１日のウエスタン・リーグ、オリックス戦（神戸第２）で救援登板し、いずれも１回無安打無失点。危なげなく乗り切って「連投できない中継ぎは要らないでしょ」と笑った。

　プロ野球最多の４０２セーブを記録しているかつての絶対的クローザー。それでも抑え投手としてのこだわりは「今はないです」という。（中継ぎで）やってみて結果を出して。それからです」。まずはゼロからの再スタート。そして福谷浩司投手（２５）との守護神争いに挑む。
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岩瀬　ファーム成績
4試合　4回　防0.00　被安打1　与四死球2　奪三振2　失点0　WHIP0.50

57試合　1勝0敗10H25S　防御率1.38
ぐらいの微妙な成績になりそう