ナバーロ、森繁に銃口を向けられる

引用元: 2ch.net
ドミニカ共和国への出発前。森繁和ヘッドコーチのスーツケースにはぎっしりと“お約束”の品々が詰め込まれている。
カップ麺に始まり乾麺のうどん、そうめん、麺つゆ、レトルトご飯……。そして現地で寄付するための、使用済みボールまである。
「まあ、滞在している間にこれが全部なくなるから。帰りは、空っぽになったところにドミニカのコーヒー豆を詰め込むだけだからな」
森ヘッドコーチは、もはや恒例行事といえる荷造りをそう笑顔で話す。
2004年オフ。
ドミニカ共和国のウインターリーグ視察のため、初めて同国に足を踏み入れた。
首都サントドミンゴを拠点とし、現地でのエスコート役は西武や巨人でも活躍したドミンゴ・マルティネス。当時の落合監督から全幅の信頼を寄せられ、外国人探しを託された森ヘッドコーチの、ドミニカ共和国との深いつながりがこうして始まった。
「ダイヤの原石がゴロゴロいる」
今でこそ各球団が中南米担当スカウトを置き、NPBでも中南米の選手が急増。11月のウインターリーグ視察は当然の作業となりつつある。
いわば、森ヘッドコーチはその先駆者なのだ。
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ネルソンやブランコのような、安価な年俸での成功例を求めるNPB球団が多い一方で、森ヘッドコーチの選手獲得には明確なポリシーがある。
入国前に、補強ポイントに合う選手を複数リストアップ。もちろん、試合でその選手の動きに鋭い目を光らせるが、それ以上に最重要視する項目がある。
それがこの2点だ。
(1)試合前の練習の態度の姿勢
(2)日本球界で稼ごうというハングリー精神
「メジャーで実績がある選手であっても、練習態度が悪かったり、真摯に野球に取り組む姿勢がなければ獲らない。それとこちらの言うことに対して、聞く耳を持っているか。それが大前提」
メジャーのロースターに入るか否かのボーダーラインの選手にとって、ウインターリーグは今も格好の売り込みの場。近年は、日本球界や韓国球界が1億円以上の提示をするケースも少なくない。
そんな背景から、過酷な米国のマイナーで過ごすより、日本や韓国で大金を稼ぎたい中南米の選手が増えてきている。
半面、日本球界を、下に見る選手が多々いるのも確かだ。
「性格は大事。日本球界を舐めている選手は、絶対に成功しない」
森ヘッドコーチの、絶対にブレない持論である。
それを見極めるために、興味を持った選手と時として食事をともにすることもあるという。その時に、約束の時間に遅刻することがないかもチェックする。些細な部分でも見逃すことなく性格面を把握し、そうしてようやく条件面の交渉に乗り出していくのだ。
しかし裏返せば、強いハングリー精神を持った男には、実績がゼロに等しくてもチャンスを与えるということ。
それが結実したのがマキシモ・ネルソン(2008?2012)だった。
2007年、中日のブルペン捕手兼通訳のルイス・フランシス(ドミニカ出身、元広島)の紹介もあり、森ヘッドが現地で入団テストを実施した。
当時のことを、懐かしそうにこう話す。
「球場を借りて待っていたら、原っぱの中から、短パンTシャツの背が高い男がサトウキビをかじりながら来た。ルイスに『おい、アイツじゃねえだろうな』って確認したくらい(笑)。投げれるのか、って聞いたら、投げれるって言う。そしたらキャッチボールもせずに150キロ近い剛速球。ネルソンは『日本に行くというより、とにかく何か食わせてくれ』って言ってたわ」
ネルソンに日本行きの切符を渡すと、2008年から3年間かけて変化球、クイック、フィールディングなどを徹底して再教育。それが実り2011年には2桁勝利を飾り、リーグ優勝に大きく貢献した。
2008年オフに、わずか年俸3000万で獲得したブランコもしかりだ。
「日本で成功したい」
その強い気持ちと類い稀なパワーを評価した森ヘッドは、タイロン・ウッズの後釜として獲得。来日1年目で全戦で4番に座り39本塁打、110打点で二冠王に輝いた。
そして今季の4番を任せるビシエドは、昨冬のドミニカ視察の折に、フロリダに渡って獲得した選手である。
年齢も若く、メジャーの実績もありビシエドは年俸1億7000万円で入団にこぎつけたが、その他のナニータ、ジョーダン、バルデスというチームを支える「ドミニカ軍団」は年俸3000万前後と格安の部類に入る。
中日はそんな実績を高く評価し、2014年からは、森ヘッドコーチに新たに国際渉外担当の肩書をつけた。
ただ、現場を預かる首脳陣が現地に足を運び、外国人選手獲得に動くのはやはり異例。他球団を見渡しても、ここまで熱心にパイプ作りに励む人材は少ない。
そんな森ヘッドコーチを駆りたてているのが、西武で現役時代を過ごした際の恩師といえる根本陸夫氏の存在だ。
「オレはコーチになった後も、根本のオヤジに『ユニホームを着るのは50歳まででいい。後は編成に入って、チーム作りをしろ』って言われてた。何かの巡り合わせでこうしてまだユニホームを着ているけど、この仕事(編成面)のやり甲斐もある」
胸の奥底に残る恩師の言葉とともに、現場と渉外担当の二足のわらじを履き続けてきた。決して治安の良くないドミニカで、銃を向けられ危険な場面に出会ったのは1度や2度ではない。
それでも、61歳の男は新たなターゲットを求めて何度でもやってくる。カリブ海に浮かぶ野球大国の地に。
この記事面白かったわ
真面目過ぎて悩むとハマる選手ばっかりになっとるぞ森繁
>>5
エルナンデスは理想的やな
チャカDの話題も載っとる
どっちもええ顔しとる
サトウキビをかじりながら出てきたって笑えるな
ネルソンいい選手だったわ

空っぽになったところにドミニカのコーヒー豆を詰め込むだけだからな(意味深)
>>12
本当にコーヒー豆かな?(疑
汗が殴られて流血したように見えて草
面識あったんか
最近痩せてきたけど病気してたんか?
ナバーロのなんとも言えん表情すき
『日本に行くというより、とにかく何か食わせてくれ』
マンガみたいなセリフほんとすこ
>>20
ネルソンほんと好き
金ないのに銃弾は持ってたんか
森繁が代理監督の時のクソ無難な采配好き
なんか松井とジーターの写真みたいな遠近感や
冷や汗かな?
ヤ○ザにしか見えない
森繁って根本ラインなのか
肩を暖めずに150キロ投げれるのに食うものにも困ってる奴が居る謎の国すき
どっちが本職かわかんねえなこれ
>>33
正式にスカウト職の肩書ついたから兼任や
ネルソン今でも好き
現地では本物を向けてそう
マルちゃんとまだ親交あるんやな
>>39
そらマルちゃんはずっと中日スカウトやっとるし
ドミニカだと向けられてた記憶
ナバーロよりビシエド選んだくせにナバーロとまだ交流あるんやな
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