【悲報】バルデス、谷繁に襲われる

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“カリブの海坊主”こと中日のラウル・バルデス投手（３８）がバットで快音を奏でた。
６―２の５回２死に小杉が投げた内角低めの直球を右手一本で振り抜き、来日２年目で初本塁打となる右越えソロを放った。
ワンダ夫人、長男・アンダーソン君（９）、次男・スティーブン君（６）、三男・アライン君（１）が客席で見守る前での一撃に「パワーで持っていったよ」とドヤ顔を見せた。
投げても、６安打２失点に抑えて、５回で降板。
「中４日だけど体調は良かった。失投もあったけど、野手の正面に飛んだ打球が多く、運も良かったと思う」と振り返った。

チーム内では「カベサ・プルポ」（スペイン語で「タコ頭」）や「オジイチャン」のニックネームで親しまれている。
しかし自分より年上の裏方や報道陣をつかまえては「オマエこそオジイチャンだ」と胸をこづいてニヤリ。

10日には神宮で谷繁監督に「オヤジ！」と呼びかけて、背後からノックバットで打球を浴びせられる反撃に遭った。

チームはバルデスの一発で、５月８日の巨人戦（東京ドーム）以来、今季２度目の先発全員安打を記録した。
初回は打者１０人で７安打を放ち６得点をマーク。
初回に６点以上は、２０１４年６月２９日の阪神戦（甲子園）で８点を奪って以来だ。